頭皮のかゆみを止めるシャンプー

頭皮のかゆみを止めるシャンプー

頭皮のかゆみは毎日きちんとシャンプーし清潔にしていても、多くの人が感じる症状のひとつです。人前で何度も掻くのは相手に不快な印象を与えますし、炎症や臭い・フケも気になってしまいます。

そんな頭皮のかゆみを改善するには頭皮環境の改善が必要です。一般的にはシャンプーを変える・スカルプローションを使うなど、頭皮を健やかに保つヘアケア用品を使うことでかゆみを抑えることができると言われています。

しかし現在頭皮の悩みを抱えている方は多く、さまざまな商品があるのでどのシャンプーが自分に最適なのかを選ぶのは至難の業です。

そこでこの記事では、頭皮のかゆみを止めるためにシャンプーに着目し、頭皮のかゆみの原因やかゆみを抑える成分・ケア方法をご紹介します。

頭皮のかゆみを止めるシャンプーの成分

頭皮のかゆみに良い成分

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ココイルメチルアラニンNa
  • ココイルグルタミン酸Na・K・TEA
  • ラウロイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ラウロイルアスパラギン酸Na
  • ラウロイルグルタミン酸Na・K・TEA
  • ラウラミノプロピオン酸Na
  • ラウリミノジプロピオン酸Na
  • ミリストイルメチルタウリンNa
  • ステアロイルメチルタウリンNa

これらはアミノ酸系界面活性剤と呼ばれる成分です。
髪や頭皮の成分であるタンパク質は18種類のアミノ酸で構成されているため、アミノ酸家界面活性剤を使ったシャンプーは頭皮への刺激が少ないのが特徴です。頭皮に必要な皮脂を残しながら優しく洗い上げてくれるので、かゆみに敏感な方におすすめです。

また髪に良いシャンプーとして、ボタニカルシャンプー・オーガニックシャンプー・ノンシリコンシャンプーなどがあげられますが、現在の日本の法律ではボタニカルシャンプーやオーガニックシャンプーは、それらの成分が1種類でも含まれていれば名乗ることができます。

シャンプーの裏に記載されている成分表は、含まれる成分の多い順に記載されています。しっかり成分量を確認して使用しましょう。

ノンシリコンはジメチコンやシクロメチコンなどのシリコンが含まれていないシャンプーのことです。シリコンは頭皮の毛穴を塞いでしまう可能性があることや環境への配慮から、一般的に頭皮に良くない成分とされています。

これらのシャンプーがアミノ酸系界面活性剤を使っているかどうかは、また別の話です。髪に良いからと過信せず、頭皮のかゆみに悪い成分が使われていないか、他の成分も確認してみましょう。

頭皮のかゆみに悪い成分

  • ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Na・TEAパレス硫酸など「硫酸」がつく成分
  • オレフィンスルホン酸Na・ラウリルベンゼンスルホン酸Naなど「スルホン酸」のつく成分

これらは前者がアルコール系界面活性剤、後者が石油系界面活性剤と呼ばれる成分です。洗浄力が強いため頭皮が荒れやすく、かゆみの原因となります。

頭皮湿疹

頭皮に湿疹ができる頭皮湿疹にはさまざまな原因があります。症状が進行するとスタイリング剤やシャンプーがしみたり、深刻になると脱毛の原因にもなりますので、早めに対処しましょう。

頭皮湿疹の原因

★脂漏性湿疹:油分の多い食事やストレスなどが原因で皮脂の過剰分泌が引き起こされ、毛穴が詰まることで頭皮が炎症を起こします。また皮脂の過剰分泌はマラセチア菌などのカビや雑菌、デモデクスブレビス・デモデクスフォリキュロラムといった皮膚ダニの大量繁殖につながり、かゆみを引き起こします

★皮脂欠乏性湿疹:頭皮乾燥でバリア機能が低下することによる炎症

★接触皮膚炎:カラーリングやパーマ、シャンプーやトリートメントの洗い残しによる刺激・アレルギー反応による炎症

★アトピー性皮膚炎:アトピー性皮膚炎の症状は頭皮にも現れます

頭皮湿疹の改善法

まずは頭皮湿疹の原因を明かし、症状がひどい場合は専門医の診察を受けましょう。
また、頭皮湿疹があるときに強い刺激は厳禁ですので、シャンプーを見直すことも必要です。症状が軽い状態ならシャンプーと洗い方の見直しをするだけで、症状改善がみられます。

食生活の見直しも、長期的視点では有効な手段です。脂質の代謝促すビタミンB2・新陳代謝促進を促すビタミンB6を積極的に摂ったり、肉類などの動物性たんぱく質の摂取を控え、野菜・豆類などの植物性たんぱく質に置き換えたりすると、皮脂の過剰分泌を抑えることができます。

頭皮乾燥

頭皮の乾燥によるかゆみは、些細なことがきっかけで発症します。頭皮の乾燥が進むと頭皮のバリア機能はどんどん低下していき、少しの刺激でもかゆみを感じやすくなります。進行するとカサカサした乾燥したフケが出やすくなります。

頭皮乾燥の原因

  • 空気の乾燥
  • 加齢
  • 洗髪回数の多さ
  • 温度が高すぎるお湯での洗髪
  • 洗浄力の強すぎるシャンプーを使っている

他にもドライヤーによる乾燥後にかゆみが出る方は、乾かしすぎによる頭皮乾燥が考えられます。
また、アトピー性皮膚炎の方はもともと頭皮のバリア機能が弱いため、頭皮も乾燥しやすい状態にあります。

頭皮乾燥の改善法

シャンプーの種類や洗髪の仕方の見直しと保湿を心がけることで、頭皮乾燥は改善されます。特に気をつけたいポイントは「シャンプーの選び方」と「洗髪回数」です。
頭皮のかゆみが治まらないからといって頻繁に洗いすぎると、頭皮に必要な皮脂まで洗い流すことになり、症状が悪化します。

そしてシャンプーは頭皮への刺激が弱く、洗浄力の優しい「アミノ酸系シャンプー」を選びましょう。洗髪の際はシャンプーの洗い残しのないように、しっかりとすすぐことも大切です。洗髪後は、頭皮に優しい保湿成分が含まれたスカルプケアローションで保湿しましょう。
また、保湿成分が含まれたアミノ酸系シャンプーを選んでみるのもおすすめです。

頭皮のかゆみを止める洗い方

界面活性剤を使ったシャンプーは泡立ちが良いので、頭皮の汚れが落ちていないのにしっかり洗えた気になってしまうことがあり、頭皮のかゆみの原因になります。またシャンプーの洗い残しも雑菌を繁殖させる原因になります。
洗い方を見直すことで、頭皮のかゆみを防ぎましょう。

1. 髪が乾いた状態で髪全体をしっかりブラッシングし、頭皮の汚れを浮かし髪についたほこりを落とします
2. 洗髪前に髪をお湯でしっかり洗い流します(素洗い)
3. シャンプーを手で泡立て、泡を頭皮に乗せながら指の腹で頭皮をマッサージするように洗っていきます。
4. 頭皮にシャンプーが残らないよう、しっかりとすすぎます(3~5分)
5. この後コンディショナーやトリートメントなど、お好きなケアをしてください

素洗いをすることで、髪と頭皮の汚れの80%は落ちると言われ、シャンプーの泡立ちも良くなります。また、素洗いの温度が高すぎると頭皮に必要な皮脂まで流してしまいますので、高すぎない適温で洗い流しましょう。

頭皮のかゆみを止める乾かし方

1. 乾いたタオルで髪をはさみ、髪を傷めないようトントンと叩くようにして充分タオルドライします
2. ドライヤーで髪を乾かしていきます
3. 80%くらい乾いたら、後は自然乾燥させます

ドライヤーで乾かすときは、できるだけ髪の根元に風を当てて乾かすようにしましょう。根元が湿った状態が長く続くと雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮の炎症に繋がります。またドライヤーを全く使わず自然乾燥すると、髪の表面だけが乾き根元は湿った状態が長く続くため、頭皮の炎症が起こりやすくなるばかりか髪の乾燥しすぎにもつながります。髪の短い方でも、必ず80%まではドライヤーで乾燥させましょう。

まとめ

髪に触ったり頭皮を掻いたりといった仕草はかゆみの初期症状であることが多く、ほとんどの方が最初は無意識で行っているため、頭皮環境の変化に気付きにくいと言われています。そのままにしておくと頭皮のかゆみはどんどん悪化していきますので、症状が進行すると場合によっては専門医への通院が必要になります。

かゆみの症状が軽いうちに対処しておけば治りも早いですし、いつまでも不快な症状に悩まされることもありません。早めに原因を知り、解消に努めましょう。